これがセブン?
- ウルトラセブンは、史上最大の侵略で西の空に飛んでいったはずでした。
しかし、なんと1994年に「太陽エネルギー作戦」で復活するのであります。
これは、このあと大変な事になります。
- ご存じのとおり「最終章」と銘打たれた6部作がリリースされ、その後も35周年記念など平成版と言われるウルトラセブンは16作品も世に出ることになったのです。
ところが、私はこの「最終章」以降に大いに不満を持ったのです。
何の不満かは別の機会に譲りますが、既にウルトラセブンの続編とは言えない物になってしまっていたのでした。
それは、作品的な失敗と言うよりも、オリジナル軽視の作風(何も、昭和版を尊重しろと言うのではなく、昭和版との思想のつながりなどがめちゃくちゃ)などが主なのですが、ここで私は自分自身に対して1つの疑問を感じてしまいました。
「私が言っているのは、ただ単にオリジナルとの違いを指摘しているだけなのか?オリジナル第一主義にとらわれていないか?」という事だったのです。
自分が指摘している「平成セブンの欠点」とは、もしかすると昭和セブン第一主義になってしまった私が、オリジナルかわいさに重箱の隅をつついているだけかもしれない・・・。
- しかし、これはもう検証の方法がなくなっているのです。
昭和版のセブンのLDを何度見返しても、既に見たことがあるセブンですから先入観なしで見ることはできません。どうやっても、新しいイメージの平成セブンとの比較は、神格化された昭和セブンとの対比でしかないのか?
記憶で美化されている昭和セブン?
- この疑問を解決する方法が1つだけ有ったのでした。それは、未だ見たことがない昭和セブン。正確には「記憶にないセブン」ですが・・・。そう。12話を見れば、昭和セブンが何だったのか、新鮮な全く新しい感想を持つことができるのでは?そして、手に入れた12話。(入手方法の問い合わせはご遠慮ください。全てはインターネット上に存在します)
私は、平成セブンの愚かさに確信を抱くことになったのです。(^^;;;;;;