悩みは、まだ他にもあった。
自分のマシンそのものである。
毎度のことだが、SUGOのスケジュールは過密状態。
そして、日曜日は大抵がレースイベント。つまり、私自身は喋っているのである。
マシンに手を掛けて、走るタイミングは殆ど無い。
たまに平日に寄ってみるのだが、昨年のマシンのまま走行するだけでパーツのテストやらセッティングといったことはできない。
実際に、マシンの整備に入ったのは、前の週である。
今年も、いろいろとライティングパーツを取り寄せていたのだが、これらはマシンセットが十分にできてから外側から追加するものである。ただ、念願のパーツも手に入ったのでこれは一番最初に取り付けることにした。それは、ブレーキスイッチである。
今までも、テールランプとして使っていたパーツは、ブレーキ用のライトを装備していたが点灯はさせていなかった。ブレーキに連動するスイッチが見つからなかったからである。
しかし、世の中にはやはり便利な物はあるもので、ブレーキのバンジョーボルトに圧力スイッチが組み込んだものがあった。ブレーキラインに油圧がかかるとスイッチがオンになるのである。こんな単純な物だったので、ブレーキオーバーホールとともに装備した。
このあとは、通常のマシンメンテナンス。たくさんのパーツを組み上げるのである。